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【2022年度版】ガスの値上げ予想とスマート電化との比較

【2022年度版】ガスの値上げ予想とスマート電化との比較

ブログ

みなさんこんにちは。

ゴールデンウィークが始まりましたね!

お休みの方はもちろん、仕事の方もこのゆったりとした雰囲気を楽しみましょう!

ということで、前回の続きです。

 

【前回の内容】

記事 【2022年度版】電気料金の値上げ予想!】

 

 

【目次】

・ガス料金について

・スマート電化(オール電化)について

・スマート電化とガスの光熱費の比較

 

 

①ガス料金

まずはガス料金の計算方法からですが、

 

都市ガス料金の計算方法】

ガス料金 = 基本料金 + (調整単位料金 × 使用量)

 

調整単位料金とは?

⇒原料であるLNGとLPGの平均原料価格を算定し、基準単位料金に反映させた使用量あたりの料金の基準となるものです。

ガスも電気と同じく、「基準平均原料価格」と「平均原料価格」があり、原料価格が高騰した場合は基準平均原料価格を上回ることになるため基準単位料金に加算され、反対に原料価格が低い場合には基準単位料金からマイナスされます。

これにも上限値設定の制度があり、基準平均価格の1.6倍を超える分については単位料金の引き上げを行わないとしている会社がほとんどです。(都市ガスの場合)

 

ちなみに現在の北ガスの各数値ですが、

基準平均原料価格 66,310円/t  平均原料価格 87,980円/t(5月分)  上限値 106,090円/t

北ガスHPより

電気と比べてまだまだ余裕あるな~という感じですが、実はこの平均原料価格が物凄いペースで高騰しています。

1月 63,240円   2月 73,190円   3月 81,460円   4月 84,630円

この平均原料価格は貿易統計に基づき算出されますが、

1月であれば2021年8月~10月、2月であれば2021年9月~11月の統計というように、少し時期がずれて算出します。

5月の数値は2021年12月~2022年2月の統計となるため、ウクライナ情勢や円安などの要素が本格的に反映されるのはこれからということになります。

 

【プロパンガス料金の計算方法】

これは特に決まりがなく、各社で自由に設定されています。

とはいえ、その多くが都市ガスと同じような計算方式となっています。

ガス料金 = 基本料金 + 従量料金(単位料金 × 使用量)

 

これに、設備のレンタル・使用料などを加算している会社もあります。

ポイントは、料金の設定が自由であることです。

つまり、都市ガスとは異なり上限値の設定をしていない場合がほとんどなので、料金の値上げ幅については予想できないのが実情です。

 

【いくら上がるの?】

※条件:世帯人数:4人、延床面積:120m²、暖房時間:24時間連続(10~4月)、エコジョーズ+スマートリモコン+ガス厨房、プラン:北ガスゆ~ぬっく24ネオ、80㎥を超える使用(平均269㎥)は10~4月(7か月)、30~80㎥(平均80㎥)は5~9月(5か月)を想定。 北ガスグループのHP/各種資料を参考にしています。

 

□北ガスのHP・資料等から逆算・参照した各数値

年間ガス使用量:2282㎥

基本料金:30~80㎥ 3364.90円/㎥  80㎥を超える場合 4337.30円/㎥

5月時点単位料金:30~80㎥ 115.66円/㎥  80㎥を超える場合 103.50円/㎥

上限値:30~80㎥ 129.12円/㎥  80㎥を超える場合 116.96円/㎥

※前回の電気料金同様、平均原料価格が上限値に達した場合を想定                                                                                                                                                                                                      単位料金 = 0.084 × (106,090円-66,310円)÷100円 + 税金 = 33.41円(5月から+13.46円)

 

□基本料金

(3364.90円 × 5か月) + (4337.30円 × 7か月) = 年間47,185円

 

□ガス料金

・5月時点

(80㎥ × 5か月 × 115.66円) + (269㎥ × 7か月 × 103.50円) = 年間241,154円

・上限値(予想)

(80㎥ × 5か月 × 129.12円) + (269㎥ × 7か月 × 116.96円) = 年間271,883円

 

□合計

・5月時点

基本料金 47,185円 + ガス料金 241,154円 = 年間288,339円(月々24,028円)

・上限値(予想)

基本料金 47,185円 + ガス料金 271,883円 = 年間319,068円(月々26,589円)

 

差額 = 年間30,729円(月々2,561円)

という計算になります。あくまで参考ではありますが、既にもっと費用が掛かっている人も多いのではないでしょうか?何人かに聞くと、賃貸でもこれに近い金額になっている人も多くいて、プロパンガスの人はこの冬場月々5万円を超えた人もいましたね・・・。

 

②スマート電化(オール電化)

スマート電化(給湯・暖房等住宅設備の熱源が全て電気)の各種数値は、前回の記事で既に説明していますが、

再エネ賦課金(2022):3.45円

燃料費調整単価(上限値):3.66円

平均使用電力:3,875kWh

上記となっています。

 

スマート電化の場合、当然使用電力が平均値よりも大きくなります。

各社の暖房設備等により消費電力が異なるため、当社の全館空調を使用しているお客様方の実績値でお話すると、

基本料金:2,215円/月

平均電気料金単価:22.0円/kWh

平均使用電力:6,707kWh/年

上記の各数値で電気料金(上限値)を計算すると、

 

基本料金:26,580円(2,215円×12か月)

燃料費調整単価:24,547円(3.66円×6,707kWh)

再エネ賦課金:23,139円(3.45円×6,707kWh)

電気料金:147,554円(22円×6,707kWh)

合計:年間221,820円(月々18,485円)

という結果になりました。

昨年の実績数字では月々の平均は15000円台でしたので、昨年と上限値まで価格が上昇した場合を比較すると約3,000円程価格が上がる計算になりますね!

 

③スマート電化とガスの光熱費の比較

さぁ、いよいよです。

ここまで上限値の予測や色んな数字について説明してきました。

これでどちらの光熱費が安いかはっきりとわかるでしょう!!

 

□ガス料金(予想上限値)

基本料金 :47,185円 + ガス料金: 271,883円 = 年間319,068円(月々26,589円)

 

□スマート電化(予想上限値)

基本料金:26,580円 + 燃料費調整単価:24,547 円+ 再エネ賦課金:23,139円 + 電気料金:147,554円

= 年間221,820円(月々18,485円)

 

その差なんと、年間97,248円(月々8,104円)

 

更に!!ガスを使用していても電気は使いますよね?

電気料金(ガス利用者の予想上限値)は年間139,380円(月々11,615円)

※使用電力:3,875kWh/年、基本料金:26,580円/年、電気単価22円/kWh、再エネ賦課金:3.45円/kWh、燃料費調整単価:3.66円/kWhで計算

 

これを加えると、

ガス使用の場合:458,448円(月々38,204円)

スマート電化の場合:年間221,820円(月々18,485円)

差額年間236,628円(月々19,719円)

 

という結果になりました。

これ書いてて嘘なんじゃないかっていうくらい、差が開きましたね。(笑)

一応上限値の予測ですので、燃料価格次第で金額がここまで高くならないことも考えられますし、反対に現行制度が変わればこれ以上に高くなる場合もあります。

 

誤解が生まれると困るのでお伝えしておくと、従来のオール電化では、現在のようにヒートポンプ機器を利用していない場合や、断熱性や気密性などが不十分であることなどから金額が高いイメージがある人も多いと思います。実際に従来のオール電化の仕様ではここまでの差は開きません。

現在普及しているスマート電化では、ヒートポンプ機器の利用や断熱性・気密性の向上、さらに一次エネルギーの消費量を考慮した設備を利用しているため、光熱費を抑えることができています。

さらに言うと、ここまで差が生まれるのはスマート電化というよりは、当社の全館空調システムを使用した場合と言った方がいいかもしれません。

その秘密はぜひお問合せください!(笑)

そして次回、ようやく光熱費保証の内容を説明しますので是非ご覧ください!

 

※本記事は各種料金を保証するものではありませんので、あくまで参考としてご覧ください。

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