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注文住宅の平均坪数とは?最適な間取りと費用の考え方を徹底解説!

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目次

1.注文住宅の平均坪数とは

2.坪数ごとの特徴と最適な間取り

3.注文住宅の坪単価と費用の考え方

4.将来を見据えた坪数選びのヒント

5.注文住宅の坪数に影響を与える最近のトレンド

6.よくある質問

注文住宅の平均坪数とは

注文住宅を検討している際、考えなければならないのが「坪数」です。坪数は家の広さを決定づける重要な要素であり、家族のライフスタイルに合った広さを選ぶことが快適な生活の第一歩となります。ここでは、国内の注文住宅における平均坪数を地域別、家族構成別に詳しく解説し、坪数選びのポイントをお伝えします。

全国平均の坪数と地域差

2023年の住宅着工統計によると、注文住宅(新築戸建て住宅、建築主が個人の持家)の平均床面積は34.71坪です。全国市部(東京23区と全国の市)の合計では34.73坪となっており、平均坪数が一番大きい地域は福井県で36.60坪、一番小さい地域は鹿児島県の31.44坪になっています。

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注文住宅の平均坪数は同じ都道府県でも地域ごとに異なり、都市部では土地が高く小さい土地も多いため、比較的小さな家(20~30坪)が主流です。一方、地方や郊外では土地面積も広く価格も都市部に比べて抑えられるため、より広い家が多く坪数は30~40坪が一般的です。また、建売住宅(戸建分譲住宅)では全国平均30.89坪、全国市部では30.83坪となっています。

家族構成別に見る坪数

家族の人数や生活スタイルによって、理想的な坪数は異なります。住生活基本計画(国民の住生活の安定と向上を促進するための基本的な計画)では、豊かな住生活の実現の前提と多様なライフスタイルへの対応に必要と考えられる住宅の面積に関する水準を定めており、単身者で 55 ㎡(16.6坪)、2人以上の世帯は 25 ㎡×世帯人数+25 ㎡としています。(都市中心やその周辺で暮らす場合で主に共同住宅を想定する場合は単身者 40 ㎡、2人以上の世帯 20 ㎡×世帯人数+15 ㎡)

例えば、一般的な地域に4人で暮らす場合、25㎡×4人+25㎡で125㎡(37.87坪)、3人で暮らす場合は25㎡×3人+25㎡で100㎡(30.30坪)になります。実際に間取りを作成していき希望を入れていくと、3~4人家族で35~40坪ほどの大きさになることが多くあります。

注文住宅の坪数を決める3つのポイント

注文住宅の坪数を決める際には、以下の3つのポイントを重視しましょう。

ポイント1.ライフスタイルに合わせる

家族の生活スタイルや将来の計画に合わせて、どのくらいの広さが必要かを考えます。子供が成長することを見越して部屋数を確保したり、在宅ワーク用のスペースを考慮したりすることが重要です。

ポイント2.予算と土地の広さを考慮する

坪数を大きくするとその分建築費用も増えるため、予算に合った坪数を選ぶことが重要です。また、土地の広さも考慮し、建ぺい率や容積率を超えない範囲で適切な広さを選びます。

ポイント3.将来の変化を考慮する

子供の成長や将来的な家族の増加、高齢化を見越して、余裕を持った広さを選ぶと、長期的に快適に暮らせます。例えば、部屋数を増やす余地を残しておくことや、バリアフリー設計を検討することも重要です。

坪数ごとの特徴と最適な間取り

注文住宅において、坪数は家の広さだけでなく、間取りや生活のしやすさにも大きな影響を与えます。ここでは、代表的な坪数別にその特徴と適した間取りの例を紹介し、それぞれの坪数に合った家族構成やライフスタイルについて詳しく解説します。

20坪台:コンパクトで機能的な暮らし

20坪台の住宅は、限られたスペースで効率的に生活するための工夫が求められます。特に都心部で土地が限られている場合、20坪台の家が選ばれることが多く、デザイン性や機能性を重視した設計が可能です。間取りとしては、土地の形状に合わせながら高さを生かしたプランが多く採用され、空間を広く見せる工夫がされています。収納スペースを効率的に取り入れ、無駄な動線を省いた設計が鍵となります。2人暮らしや単身世帯には非常に便利で、無駄のない使い勝手が魅力です。また、平屋住宅でも採用されており、3~4人暮らしを想定したデザインもあります。

特徴

– 居室数は最小限、リビングダイニングが広く感じられる間取りに。

– 設備や収納をシンプルにし、デザイン性を高める。

– 2人暮らしに最適、必要最低限の機能を揃える。

30坪台:家族3~4人に最適な広さのバランス

30坪台は、家族3~4人で快適に過ごすために最適な広さです。大きめのリビングを確保しながらも子供部屋を2つ作ることができる広さで、十分なプライバシーを確保できます。また、30坪後半になると収納スペースや作業スペースを確保できるため、家事や育児にも便利な設計が可能です。例えば、パントリーやランドリースペースを設け、家族団らんのスペースと家事スペースを分けることも可能になります。

特徴

– 家族3~4人の生活に十分な広さ。

– プライベート空間と共有空間のバランスを取りやすい。

– スペースを有効に使うため、収納や作業空間を工夫する。

40坪台:ゆとりを重視したプラン例

40坪の住宅は、ゆとりを持って暮らしたい家族におすすめです。この広さであれば、広めのリビングルームやダイニングスペースに加え、個室をしっかりと確保することができます。寝室に大きめのウォークインクローゼットを設置したり、客間や趣味の部屋を設けたりすることも可能です。リビングとダイニングを分けて、各部屋の使い勝手を高め、家族が快適に過ごせる空間を作ることができます。さらに、1階にリビングと寝室を配置し、2階に子供部屋や書斎を設けるなど、複数階に分けた設計が可能です。

特徴

– 広めのリビング、寝室、個室をゆったりと配置できる。

– 趣味や作業のための専用空間を作る余裕あり。

– 2階建てや平屋での設計が可能。

注文住宅の坪単価と費用の考え方

注文住宅の建築費用は坪数に比例して増加しますが、地域や設計によっても大きく異なります。例えば、20坪の家では建築費用が比較的抑えられますが、40坪の家では費用は増える一方で坪単価は抑えられる傾向にあります。また、設備のグレードや素材、デザインの複雑さによっても費用が変動します。一般的には、狭小地や郡部、寒冷地では同じ坪数でも総費用が高くなる傾向があります。

費用目安

2024年1~11月までの住宅着工統計によると、注文住宅(新築戸建て住宅、建築主が個人の持家)における全国の平均費用は2,923万円(税抜)、全国市部の平均で2,925万円(税抜)です。2023年の平均床面積(34.71坪)で割ると、坪単価は84.21万円(税抜)になります。

※北海道や東北などの寒い地域では基本的な断熱仕様が高いことに加え、寒冷地仕様の建材や設備を使用するため全国平均に比べて高くなる傾向にあります。また、北海道や沖縄、離島などでは建材や設備の輸送費が他地域と比べて掛かるため平均よりも高くなる傾向にあります。

坪単価を抑えるための工夫

坪単価を抑えるためには、まず設計の段階で無駄を省き、効率的な間取りを選ぶことが重要です。例えば、複雑な形状の住宅や特殊なデザインは坪単価を押し上げる要因となります。また、使用する素材を標準的なものにすることで、費用を抑えることができます。地元の工務店や大手ハウスメーカーによる相見積もりを取得し、最適な選択をすることもコスト削減に繋がります。さらに、省エネルギー設備やエコ素材を使うことで、長期的なランニングコストを抑えることも考慮に入れると良いでしょう。一般的に、同じ坪数でも平屋の方が基礎や屋根の面積が多くなるため坪単価が高くなる傾向にあります。

坪単価を抑える工夫

– 設計のシンプル化(無駄な形状や装飾を避ける)

– 既製品や標準的な素材の利用

– 地元の工務店と協力したコスト調整

– 長期的なランニングコストを考慮した設備選び(エコ・省エネ設備)

将来を見据えた坪数選びのヒント

注文住宅を建てる際、今だけでなく将来のライフステージを見据えた坪数の選び方が重要です。家族構成の変化や生活スタイルの変動を考慮しながら、長く快適に暮らせる家を作るためのポイントを解説します。

子どもの成長を考慮した設計のポイント

子どもが成長することで部屋の使い方や収納の必要性が変わるため、子どもの成長を見据えた間取り選びが重要です。たとえば、子ども部屋は個室にするか、将来的に2部屋に分けられるような設計にしておくと便利です。また、遊び場としてリビングの一部を開放的にデザインし、子どもが小さいうちは遊びやすい空間を提供し、成長後は家族の共有スペースとして活用できるようにします。

また、子ども部屋の収納は成長に合わせて可変式にしておくと、長期間使用できます。使わなくなったおもちゃや学用品を収納できるスペースも、将来的に役立ちます。

成長を見据えた設計ポイント

– 将来的に部屋を分けられる子ども部屋の設計

– 可変式の収納スペースの活用

– 開放的なリビングを家族全員で使える空間に

高齢者に配慮した平屋設計の坪数計画

高齢者の生活に配慮した家づくりでは、バリアフリー設計や段差のない間取りが大切です。平屋の注文住宅は、2階への移動の煩わしさがなく、将来の体力低下にも対応しやすいという利点があります。平屋の坪数は、将来的に必要となる生活空間や設備を考慮して、広さを選ぶ必要があります。

また、将来を見据えた平屋設計には、必要な部屋の配置に加え、広い廊下や広めのドア、手すりを取り入れた設計が欠かせません。さらに、居室やトイレ、浴室を近くに配置し、生活動線を短縮させることや入退室しやすい設計にすることがポイントです。

高齢者に優しい平屋設計のポイント

– バリアフリー設計や段差のない間取り

– 広めの廊下やドアの設置

– 生活動線を考慮した部屋配置

2階建てと平屋で坪数に与える違い

2階建てと平屋の間取りでは、同じ坪数でも空間の使い方に大きな違いがあります。2階建ての注文住宅は、縦の空間を利用して広さを確保できますが、階段や廊下などの動線が長くなることがあります。一方、平屋はその分、横に部屋を広く確保できますが、敷地面積を多く使用するため、土地の広さが十分でない場合には、坪数を大きくすることが難しい場合があります。

どちらを選ぶかは、ライフスタイルや将来設計を考慮して決めることが大切です。2階建ての家は広い敷地を必要としませんが、平屋は土地に制限があると坪数を増やすことが難しくなります。

2階建てと平屋の坪数の違い

– 2階建ては縦の空間を利用、敷地面積が狭くても有効

– 平屋は横に広めの空間を確保、土地面積が大きい場合に適している

– ライフスタイルに合わせて選ぶ坪数は異なる

注文住宅の坪数に影響を与える最近のトレンド

注文住宅の坪数選びには、最近の住宅市場のトレンドや社会的な背景が大きく影響しています。これらのトレンドに合わせた坪数選びをすることで、より時代に合った快適な住まいを実現できます。ここでは、ミニマリズムやゼロエネルギーハウス(ZEH)など、最近のトレンドを踏まえた坪数選びのポイントについて紹介します。

ミニマリズムに基づくコンパクト住宅の人気

近年、物を少なく持つ「ミニマリズム」に基づき、コンパクトな住宅の人気が少しずつ高まっています。特に都市部では土地の面積が限られているため、30坪以下のコンパクトな住宅が増えており、効率的な空間利用とシンプルなデザインが求められています。

ミニマリズムに基づいた住宅設計では、必要最低限の広さで快適に暮らせるように工夫が凝らされます。例えば、収納スペースの最適化や、オープンプランのリビングダイニング、機能的な設備の選定などが挙げられます。

ミニマリズムの特徴

– コンパクトな間取りを基盤にしたシンプルな設計

– 必要最低限の設備で効率よく生活

– 収納の工夫と空間を無駄なく活用

ZEH(ゼロエネルギーハウス)と坪数の関連性

ZEH(ゼロエネルギーハウス)とは、住宅の年間エネルギー収支が正味ゼロとなることを目指す住宅のことです。このようなエコ住宅は、断熱性を高めることや太陽光発電システムを導入することで、エネルギーを効率的に利用する設計が求められます。

完全なZEH(エネルギー収支がゼロ以下)を実現するためには、創エネが必要なため一定の坪数以上の広さが必要となることが多く、特に高断熱材や高性能な設備を取り入れた場合、坪数が増える傾向があります。しかし、効率的なエネルギー利用と省エネ設計をうまく組み合わせれば、30坪未満でもZEHの基準を満たすことが可能です。

ZEHと坪数の関係

– 高い断熱性能と設備を備えた家づくりが求められる

– 効率的なエネルギー利用を前提に30坪未満でも実現可能

– エコ住宅としての人気が高まり環境に配慮した住宅の需要

環境意識の高まりと省エネ住宅の広さ

環境への配慮が進む中、省エネルギー住宅の需要が高まっています。省エネ住宅は、断熱性の向上やエネルギー効率の良い設備を取り入れることで、光熱費を削減できるだけでなく、環境への負荷も軽減できます。特に、地域によっては厳しい気候に対応した設計が必要となるため、家の広さや間取りも重要な要素となります。

省エネ住宅を選ぶ場合、効率的にエネルギーを使用するための空調設計が求められます。また、住宅の設備に関しても、スマート家電や高効率機器を取り入れ、省エネ効果を最大化することがポイントです。

省エネ住宅の特徴

– 高断熱・高気密でエネルギー効率を高める

– 地域の気候に合わせた設計が重要

– 生活費を抑えつつ、快適な生活空間を提供

よくある質問

注文住宅を建てる際に、坪数に関してよく寄せられる質問をまとめました。これらの質問とその回答を参考に、理想的な家づくりを目指しましょう。

注文住宅の平均坪数は?

注文住宅の平均坪数は、日本全国で見ると約34坪です。2023年の住宅着工統計によると、全国の平均床面積は34.71坪、全国市部(東京23区と全国の市)の合計では34.73坪となっており、平均坪数が一番大きい地域は福井県で36.60坪、一番小さい地域は鹿児島県の31.44坪になっています。

30坪未満の家が増えているのはなぜ?

30坪未満の住宅が増えている理由は、土地価格と建築価格の高騰があります。都市部では土地の価格が高く敷地面積も狭いため、自然と建築可能な建物面積が小さくなる傾向にあります。また、建物価格が高騰している影響により予算内で収まるように建物面積を小さくしていることも要因の一つです。

一軒家の平均坪数は?

一軒家の平均坪数は、注文住宅で約35坪、建売住宅で約31坪です。住宅着工統計で都道府県別の着工棟数や床面積、工事費などを確認することができます。最近では、建築費の高騰もあり年々僅かながら坪数は減少傾向にあります。

一軒家は何坪が理想?

一軒家の理想的な坪数は、家族構成やライフスタイルによって異なりますが、一般的には30坪~40坪程度がバランスの取れた広さとされています。住生活基本計画では、一般的な地域で暮らす場合、単身者で 55 ㎡(16.6坪)、2人以上の世帯は 25 ㎡×世帯人数+25 ㎡としています。

小さな坪数で快適に暮らす工夫は?

小さな坪数でも快適に暮らすためには、空間の効率的な使い方が重要です。必要最小限の家具でシンプルな生活空間を作ることで、広さを感じさせることができます。また、縦スペースや仕切りを工夫して部屋を多機能に使うことで空間が広く感じられます。さらに、光を多く取り入れる設計にし、狭さを感じにくくすることができます。

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