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札幌の注文住宅の相場から賢いプランニングまで徹底解説

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札幌の注文住宅の相場は?

札幌の注文住宅の相場は、3,355万円(税込)です。2024年の住宅着工統計から計算すると、平均建物面積は117㎡(35.4坪)、平均価格が3,355万円となっています。この金額には建築主体工事費と設備が含まれており、土地価格や外構費用、諸費用などは入っていません。

この数年で建築価格は高騰していましたが、昨年4月に更に大きく増加し、2021年の平均価格と比べて600万円以上増加しています。要因は、世界情勢の変化によるエネルギー問題、円安、製造・物流コストの増加など多岐に渡り、今のところ下がる見込みはありません。

札幌での坪単価の目安

札幌での坪単価の目安は、主体工事費と設備費で約94万円(税込)です。こちらも2024年の住宅着工統計から計算しています。選ぶ建材や設備、住宅性能によって上下はありますが、これよりも大幅に安い、もしくは高い場合は、相当の理由があるはずなので注意が必要です。

注文住宅の費用を左右する要因

注文住宅の費用を左右する要因は、土地の価格や家の大きさ、使用する建材・設備や住宅性能など多岐に渡ります。ここでは、札幌で注文住宅を建てる際に費用を増減する重要な要因を詳細に説明します。

土地の価格

土地の価格は注文住宅の総費用に大きな影響を与えます。札幌では、市内中心部と郊外、地下鉄沿線とJR沿線、駅徒歩圏外で土地価格に大きな差があります。札幌駅・大通りを中心に価格が高く、次に地下鉄徒歩圏、JR徒歩圏と続きます。

この数年における札幌の土地価格の上昇に伴い地域によって価格差は大きくなり、地下鉄徒歩圏と駅徒歩圏外では1,000万円以上の価格差となることは珍しくありません。選ぶ土地によって、費用を抑えたり、建物に予算を配分することが可能なため、土地選びはとても重要になります。

家の大きさと間取りによるコストの変動

家の大きさや間取りも費用に直接的な影響を与えます。例えば、総面積が広ければ広いほど必要な材料や作業時間が増え、総コストが上がります。また、間取りも影響し、平屋と2階建、1階の面積や部屋数などでもコストは変動します。どの程度の広さが必要かを考えることで、無駄なコストを抑えた合理的な計画が可能になります。

建材や設備の選び方による影響

建材や設備の選び方は、住宅の建設費に大きく関わります。例えば、キッチンやバスルームなどで高級なブランドを選べばコストは大幅に増加します。また、断熱などの建材もどの程度を目指すかによって変わります。札幌の寒冷な気候に適した設備や建材を選ぶことが重要ですが、必要な性能と費用のバランスを見極めることもポイントです。

デザインとカスタマイズが費用に与える影響

デザインの複雑さやカスタマイズの多さも費用に影響を与えます。ユニークなデザインや、特殊な仕様の家を希望する場合、設計段階から追加のコストが発生します。建材メーカーで販売しているものではなくオーダーが必要な場合や、複雑な構造計算が必要になることもあります。

施工会社の選定が価格に及ぼす要素

施工会社の選び方も、注文住宅の費用に大きく影響します。同程度の仕様で建てたとしても、会社ごとに提示する価格は異なることが多くあります。全く同じ仕様で比較することは難しいですが、設備や住宅性能等級を揃えて比較するなどで、見積もり内容をしっかりと比較検討することができ、適正な価格で高品質な住宅を建てることが可能です。

札幌の土地の相場は?

札幌の土地の相場は、地下鉄駅徒歩20分圏内で2,000万円以上、JRで1,000~2,000万円、駅徒歩圏外だと1,000万円以下が相場です。REINS(公益財団法人東日本不動産流通機構)のデータによると、2024年の北海道の土地成約価格の平均は1,872万円となっており、約70%以上が2,000万円以下で成約となっています。

立地、土地面積、立地条件などによって、相場よりも高い・安いなどありますが、おおよそ上記のようなイメージになっています。

建築に必要な広さとは?

建築に必要な広さは、45~50坪が一つの目安になります。注文住宅を建てるためには、住宅の広さだけでなく駐車スペースも考慮する必要があります。更に札幌では、雪捨て場や物置スペースも考慮する必要があります。注文住宅の平均建物面積が約35坪であることを考えると、一般的な総二階では45~50坪以上の土地が理想的です。

土地が狭くても建てられる?

土地が狭くても建てられますが、建築費用が上がることや将来的なリスクを考慮する必要があります。土地を狭くする場合は建物を小さくする、もしくは3階建てにすることが一般的ですが、3階建の場合は費用が高くなります。また、耐震性を担保する場合は複雑な構造計算や地盤改良が必要になることもあります。

また、土地が狭い場合は不便さを感じることもあります。特に札幌の場合、雪捨て場に困ったり、冬季の駐車スペース確保に苦労することもあります。加えて、狭い土地で隣の建物とあまりスペースがないまま建ててしまうと、将来的に行うリフォームに制限が掛かったり、費用が高額になることもあるため注意が必要です。

避けた方が良い土地は?

避けた方が良い土地は、形状が悪い土地と前面道路が狭い土地です。極端に細長い、もしくはいびつな形状の土地では有効活用できる範囲が狭まります。また、極端に細長い土地は建築できる建物に制限があります。特に札幌では、旗竿地と呼ばれる土地では冬季の車の出し入れ、雪かきが大変なため避けた方が良いでしょう。

また、前面道路が狭い場合、建築に必要な機械が侵入できない影響により建築費が高くなる可能性もあります。さらに、資産的な面からも売却がしにくく相場よりも金額が下がってしまうため、避けた方が良いでしょう。

札幌の注文住宅の予算の立て方は?

注文住宅を建てる際に、しっかりとした予算を立てることは成功への鍵です。予算額は人によって異なりますが、予算の立て方はある程度共通しています。基本的な予算の立て方は、「土地代」「建築費」「諸費用」の3つに分けて考えていき、諸費用、土地価格、建築費の順番に考えると予算を立てやすくなります。

諸費用

諸費用には、住宅ローンの融資に関わる費用、土地の仲介手数料、登記、税金、火災保険、各種申請・検査費用など様々あります。土地代や融資の有無、金融機関などによっても変わりますが、基本的に200~300万円前後と考えてよいでしょう。諸費用は変動が1番少ないため、最初に予算配分することで残りの予算を立てやすくなります。

諸費用に地盤補強や上下水の引き込み工事などを算入するケースもありますが、諸費用には含めず考えた方が良いでしょう。建物や住宅性能、選ぶ土地によって費用は大きく異なるため、それらを含めると諸費用が大幅に変動し予算が立てにくくなります。そのため、これらは建築費、もしくは土地代として考えた方が良いでしょう。

土地代

土地価格は、立地や大きさである程度相場が決まっています。希望する立地や土地面積を明確にすることで、土地相場を予算として考えることが可能になります。

注意点として、相場から大きく外れた金額を予算として設定しないことです。土地相場はほとんど決まっており、極端に安い土地が売却される可能性は低いです。希望の金額を予算に設定しても相場との価格差が大きすぎると、そもそも検討できる土地が売却されない事態に陥ります。そのため、希望する土地の相場を土地代の予算として設定した方が良いでしょう。

また、樹木等の撤去や解体などが必要な場合もありますが、撤去等が不要な土地もあるため、これらの費用も含めて土地代と考えた方が良いでしょう。また、上水管の引き込みについては、多くの場合で新たに引き込むと考えた方が無難です。特に札幌では数十年も前に引き込んだ管が多くあり、将来的に破損やつまりが発生する可能性があります。

建築費

建築費は、建物と設備の費用、外構を行う場合は外構費用も含めた費用です。諸費用と土地代を定めると、残りを建築費として考えることができます。これにより、希望の間取りや設備で建てた場合の費用と、建築費の予算を照らし合わせて計画することができます。

もし予算をオーバーする場合は、土地代を抑える(相場で予算を設定しているので条件を広げる)、建築費を抑える(建物面積や間取り、設備を変更する)などの調整が必要になります。

札幌の特有な住宅事情とその影響

札幌の寒冷地仕様に対応するための注意点

札幌は寒冷地であるため、寒さに強い住宅を建てることが重要です。そのためには断熱性を高める必要がありますが、必須と言っても良い条件は「トリプルガラス」と「樹脂サッシ」の組み合わせです。窓や玄関などの開口部から失う熱は約60%以上であるため、窓を変えるだけでも断熱性能は大きく変わります。

また、この組み合わせが標準ではない場合には注意が必要です。開口部以外の断熱が不十分なケースがあるため、断熱等級を確認しましょう。最低でも等級5、理想は6以上になるように依頼しましょう。

雪対策に関連するコスト

札幌では降雪が多いため、雪対策も住宅設計の重要なポイントです。例えば、屋根に積もる雪の重量を支える構造や、雪をスムーズに落とすための勾配のある屋根の設計が必要です。札幌市では、家全体にかかる積雪荷重を計算するために垂直積雪量140cmと定めていますが、南区の一部では190cmのため、より強固な構造が必要になります。また、三角屋根のように屋根から雪を落とす場合、屋根の費用が通常よりも高くなり、さらに雪を落とすための土地面積も必要になります。

建築する場所や屋根の形状によって建築費だけではなく土地代も変わってくるため、ここも十分な検討が必要になります。

断熱性能を向上させるための投資と効果

札幌の寒冷地特有の環境に対応するため、断熱性能を高める対策が施された住宅が多く建てられています。各種補助金の要件になっていることもあり、札幌ではZEH基準(断熱等級5以上)の断熱性を標準としている施工会社も増えています。そのため、追加費用を支払い断熱性能を上げなくても一定の性能は得られるようになっています。但し、住宅会社や商品コンセプトによって断熱性は異なるため、事前に確認しておくことが重要です。※住宅性能表示制度により、住宅性能を示す場合は共通のルールに従い等級で示すことになっています。断熱性能は等級4~7で、7が最高等級(一番断熱性能が高い)となっています。

もし断熱性に不安がある場合は、断熱等級6以上を目指すと良いでしょう。現在では、建材の性能が向上し、札幌の基準では断熱等級4と5ではあまり費用が変わらないことがわかっています。また、元々等級5を標準としている会社や商品であれば、等級5から等級6にしても大幅にコストが掛かる訳ではありません。但し、標準の断熱性能が低い会社の場合、多額の費用を請求される可能性もあります。

また、断熱性能や耐震性などの住宅性能について、第三者機関による評価を受けることでより安心できます。設計段階で断熱性等が確保されていることを確認する場合は「設計性能評価」、設計通りに建材が適切に使用・施工されていることを確認する場合は「建設性能評価」を依頼しましょう。建設性能評価は設計性能評価を行っている必要があります。この評価を標準としている住宅会社は札幌では少ないため、追加費用が掛かる場合も多くありますが安心のためのコストとして考えた方が良いでしょう。

予算に合わせた注文住宅のプランニングのコツ

優先すべきポイントを明確にする

費用削減を図る際には、家づくりの中でどの部分にコストをかけ、どこを削減するかを明確にすることが大切です。例えば、性能にこだわり長寿命で快適な家を建てる場合、設備や内装はシンプルにすることで、初期費用を抑えられます。また、間取りをシンプルにすることで、無駄な施工コストを削減できます。

仕様選びのコツ

仕様の選び方にもコツがあります。例えば、リビングやキッチンなどの使用頻度が高く、目につきやすい空間には費用をかけ、寝室や収納スペースにはシンプルな仕様を選ぶことも一つのポイントです。同じ見た目でも性能が異なる分コストを抑えられる建材も増えてきているので、上手く使い分けることも良いでしょう。

住宅会社の比較方法

各社によって特徴や強みが異なるため、ある程度条件を揃えて比較する必要があります。例えば、使用するキッチンや外壁が異なれば当然価格も異なるため、同じ商品、もしくは同程度の商品にした場合の見積もりを参考にすることで、より効果的に比較することが可能になります。

また、住宅性能についても同様です。住宅性能の場合、使用する建材まで比較はできないため、性能等級を合わせることで比較できるようになります。このような方法により、予算内で自分たちに合った住宅会社を見つけやすくなります。

補助金を使う

補助金制度を活用することも予算を抑えるための重要な方法です。例えば、断熱性能や省エネ設備の導入に対して、国や自治体から補助金が支給されることがあります。これにより、初期費用を軽減しつつ、省エネ性能の高い住宅を実現することが可能です。最近では、長期優良住宅の方が優遇されているため、認定を受けるのも有効です。

注文住宅の見積もり比較と適切な施工会社の選び方

複数の見積もりを取る際の注意点

注文住宅の建設には多額の費用がかかるため、複数の施工会社から見積もりを取ることが基本です。見積もりを取る際には、各社に同じ条件を提示することが重要です。例えば、家の大きさ、住宅性能、使用する設備の内容などをある程度統一することで、正確にコストを比較することができます。また、見積もりには工事内容の詳細や追加費用が明記されているか確認することが大切です。曖昧な項目があると、工事後に追加の請求が発生する可能性があるため、事前にしっかりと確認しましょう。

札幌で信頼できる建築会社の選び方

札幌で注文住宅を建てる際には、地元の気候や住宅事情に詳しい建築会社を選ぶことが重要です。寒冷地特有の断熱性能や雪対策に精通しているかどうかを確認しましょう。また、建築して人が住んでいるお家を見せてくれるかどうかも大切で、建築後の関係性を知ることができ、実際に建てた人の意見を直接聞けるため、建築会社選びのポイントになります。

価格と品質のバランスを取るための比較方法

注文住宅の計画では、価格と品質のバランスを取ることが非常に重要です。低価格にこだわりすぎると、快適性が低く、後々のメンテナンスコストが高くなる可能性もあるため、見積もりの内容だけでなく、住宅性能や施工の精度、施工検査体制も検討する必要があります。例えば、断熱性能の高い建材や、省エネ設備など、初期費用が多少高くても長期的に光熱費を節約できるものを選ぶことで、結果的にコストパフォーマンスが高くなります。見積もりの項目ごとに、価格と品質を丁寧に比較し、どの項目にお金をかけるべきかを明確にすることで、理想の家を実現しながら無駄なコストを抑えることが可能です。

よくある質問

注文住宅の平均価格はいくらですか?

札幌の注文住宅の平均価格は、3,355万円で、坪単価では約94万円です。この金額は建築主体工事費と設備が含まれており、土地価格や外構費用、諸費用などは入っていません。注文住宅の価格は、住宅性能やデザイン、土地価格などによって大きく変動するため、比較検討することが重要です。

注文住宅4000万円の諸費用はどのくらいですか?

注文住宅4,000万円の諸費用は、概ね200~300万円です。これには、土地や建物に掛かる各種税金、手数料、保険などが含まれています。一般的には10%から15%の予算が必要とされていますが、土地や住宅性能などによって大きく変動、もしくは掛からない費用が含まれているため、最低限掛かるのは約200~300万円になります。

注文住宅にかかる追加費用にはどんなものがありますか?

注文住宅にかかる追加費用には、カーテンや照明器具などのインテリア、外構工事がかかります。建築会社によって異なりますが、これらの費用は選ぶ商品や施工範囲によって金額が大きく変動するため、追加工事などの費用として挙げられることが多くなります。そのため、全体の予算に余裕を持たせることが大切です。

札幌の一軒家の平均坪数は?

札幌の一軒家の平均的な坪数は、注文住宅で35~36坪、建売住宅で31~33坪です。この広さは、4人家族が快適に暮らすために十分なスペースを確保できる規模となっています。ただし、札幌では積雪に備えた駐車スペースや、屋外での除雪作業を考慮する必要があるため、土地面積についても考慮する必要があります。

札幌で理想の注文住宅を建てるための注意点は?

札幌で理想の注文住宅を建てる際には、まず寒冷地仕様の対策をしっかり行うことが重要です。断熱性能の高い建材や、高性能の暖房設備を導入することで、冬場の寒さをしのぎながら快適に暮らすことが可能です。また、雪対策としては、除雪スペースの確保や屋根からの落雪位置に注意した建物などの配置が重要になります。

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